2005年次活動報告

首都高速道路・本牧ジャンクション改良工事勉強会・見学会

2004年12月9日(木) 首都高速道路公団主催

首都高速道路公団から本牧JCTの改良工事の経緯、工事概要の説明を受け、本牧JCT現場に移動。新設された道路を徒歩で移動して、公団側から説明を受けた。
 本牧JCT改良工事は狩場線山下町から湾岸線三渓園方面への分岐ルートを増設したもの。総額228億円、約2年の期間で完成した。増設部分は上下線で、片側1.2km区間。この完成により、八景島→みなとみらい間が、従来35分であったが、18分とほぼ半減する。また横浜横須賀道路や狩場線、国道16号線など、周辺道路の混雑緩和等から、年間100億円相当の時間短縮による便益があると考えられる。
 この改良工事によって交通流がスムースになり、NOxは13t/年、PMは2t/年、C02は2000t/年削減される計算になるとしている。


東京外かく環状道路東側(松戸〜市川間)工事現場見学会

2005年2月9日(水)首都高速道路公団主催

東京外かく環状道路東側(松戸〜市川間)工事現場見学(外かんインフォメーションセンター矢切/小塚山緑地公園等)


東京外かく環状道路(外かん)は都心から約15km圏を環状方向に結ぶ計画の約85kmの道路。現在は高速道路として大泉JCTから三郷JCTまでの約30km。一般道(国道289号線)は埼玉県和光市の国道254号線バイパスから千葉県松戸市の国道6号線までの約32.2kmが供用されている。
 今日見学したのは松戸から市川までの千葉県区間約12km区間の工事現場。目標としては、平成20年の半ばぐらいに開通したいという。工事は一般国道を先行する形で建設が進んでいる(将来は一般国道と高速道路が併設される形になる)。この部分が供用されると、市川市(市役所)→大泉JCTが現行の81分から37分に、松戸市役所から東関道成田ICまで80分が54分というように時間短縮が見込まれている。
 この道路建設は当初昭和44年に計画されたが千葉県、市川市等から再検討の要請があり(地元の反対運動もあった)、計画がストップしていた。平成8年に都市計画変更の決定がなされ、平成10年に高速道路の施行命令が出るなどの経緯があった。また、工事に際しては緑地の保全等をとくに実施するなど環境に対する配慮も行なっている。
 外かん道路は首都圏の3環状、9放射道路の一つ。これが完成すると約600カ所あるとされる渋滞がほぼ解消するとの推測もある。現在は未だ計画段階の外かん西側(大泉JCTから東名高速道路を結ぶ部分)の現況についても、外かん道路調査事務所長から説明があった。


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