日産 新型ルークス(2)

「かどまる四角」をデザインモチーフに、新型ルークスは軽規格の中で最大限の大きさを表現するデザインとしている。

後席は最大320mmのスライドが可能なため、運転席に座ったまま、後席左側に座っている子どもをケアすることができる。

インテリジェント アラウンドビューモニター(移動物 検知、3Dビュー機能付)の映像は12.3インチの統合型インターフェイスディスプレイに映し出される。


牛乳パックのような飲料も収納可能なカップホルダー(フロント2個)他、新型ルークスには様々な収納スペースが与えられている。

後席のスライドドアは、650mmの開口幅を確保するとともに、セレナと同サイズの大型乗降用グリップを装備、スムーズな乗降をサポートする。

(上)ボディカラーは、ハイウェイスターシリーズに6通りの2トーンと7色のモノトーン、スタンダードシリーズに7色のモノトーンで全17通り。(下)海沿いの大黒PA周辺はカーブが続くのだが、ロールスピードを抑えたサスペンションはゆっくりとロールするため、乗員に安心感を与えてくれた。


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■至れり尽くせりの装備とその機能

 新型ルークスは軽自動車の小柄な体躯(全長3395×全幅1475×全高1785mm)ながら、広い室内空間(室内寸法:長2315×幅1335×高1335mm)を誇る。
 日頃、私は四輪駆動車に乗ることが多いのだが、ボディサイズこそ比較することに憚りがあるが、「よっこらしょ」と大きなタイヤの上にあるボディーを跨ぎ入り込むことは一仕事だ。対して、スーパーハイトワゴンのルークスはというと…。床面から屋根までの長さが広いゆえ、身長約180cmの私でも、すんなりとシートに滑り込むことができる。本当にこれは楽だ。スーパーハイトワゴンを所有する半数以上が「ポストファミリー(子育てを卒業した50代夫婦)」というのも頷ける。まさに私が同世代なのだが、ランクルのような大型四駆にまだ普通に乗り込めるものの、例えば、80歳を迎えた親の送迎となると、ルークスに軍配があがる。
 さて、四駆との比較ついでにもう一つ。
スーパーハイトワゴンに乗るといつも驚かされるのが、豊富な収納スペースだ。そしてルークスもまた然り。メーターパネル上部にサングラスなどを収納する「インスト運転席アッパーボックス」をはじめ、牛乳パックも収納可能な「カップホルダー」、ティッシュボックスを納める「インスト助手席スライドボックス」には間仕切りがついて、+αの収納も可能だ。さらに、ATレバー下には携帯電話+小物用「インストセンタースライドボックス」等々、収納スペースの名称を記すにも枚挙にいとまがない。空いているスペースへ適当に置く四輪駆動車とは雲泥の差だ!
 試乗会を終え、開発スタッフとお話をする機会を頂いた。収納スペースの豊富さとその形状・デザインに、そこまで考えるんだ! と驚きを覚えたのだが、例えばドアを開閉するボタンにも心配りが。付け爪をした女性でもボタンを押しやすくするため、爪が引っかからないよう、ボタンを少しだけ上に出っ張らせた形状としているのだ。まさに「至れり尽くせり」。そして日産自動車の愛が、ルークスからヒシヒシと伝わってきた。
(水島 仁)

最終更新:2026/01/06