■進化したハンドリングと乗り心地
2026年次RJCカーオブザイヤーを受賞した日産ルークスに、RJCテストデーと日産本社で行なわれた試乗会で、実際に見て触れて運転する機会に恵まれた。
カタログなどでは、ややエキセントリックに感じられたフロントマスクを含めたエクステリアは、実車ではむしろクリーンな印象を受ける。古くはキューブなどに見て取れたデザインに類似しているとも思われ、違和感なく受け入れられるだろう。
インテリアは、先代モデルに比べてAピラーが8度ほど立てられたこともあり、軽スーパーハイトワゴンの中でも解放感は抜群。統合型インターフェイスディスプレイといった先進装備や高品質なマテリアルが施されたステアリングやシートは、軽自動車を忘れさせるほどの仕上がりだ。
パワートレーンは、NAエンジンとインタークーラー付きターボエンジンから選択できるが、先代モデルにあったマイルドハイブリッドシステムは廃止された。これは、コストに対しての燃費性能や動力性能を鑑みた結果だという。しかし、実際に走らせてみると、NA、ターボともにアクセルワークに対するリニアな加速が体感できたので、特に問題はないと思われた。
新型ルークスで最も進化したと感じられるのは、軽スーパーハイトワゴンらしからぬハンドリングと乗り心地だ。小型軽量ブラシレスモーターを採用した電動パワーステアリングや前輪スタビライザーの剛性を20%高めたことで、リニアなハンドリングを実現。さらに高応答なKYB製プロスムースショックアブソーバーを採用し、ロールスピードを抑えた快適な乗り心地は、ファミリーカーとして最適なセッティングといえるだろう。
グレードによっては、進化したインテリジェントアラウンドビューモニターやプロパイロットなど、軽自動車とは思えないほどの安全&快適装備が採用される新型ルークス。ミニバンの価格が上昇していることもあり、子育て世代のファーストカーを担うモデルになるのかもしれない。
(小堀 和則)










