第26回(2017年次)RJC カー オブ ザ イヤー

 

2017年次RJC表彰式開催

 12月19日、都内において2017年次RJCカーオブザイヤーの表彰式が行われた。カーオブザイヤーを獲得したのは日産の「セレナ」。ミニバンとしての徹底した機能性追求と自動運転技術の導入を高く評価した。以下、スバル インプレッサ、ホンダ フリード/フリード+、トヨタ プリウス、マツダ アクセラスポーツ15XD、ダイハツ ムーヴ キャンバスと続く。

 日産はカーオブザイヤーだけでなく、セレナに搭載された自動運転技術「プロパイロット」でテクノロジー・オブザイヤーにも。表彰式には星野役員を筆頭に開発陣の多くが顔を並べた。テクノロジー・オブザイヤーは以下、メルセデス・ベンツのインテリジェントドライブ、アウディのBサイクル高効率エンジン、PSAのディーゼルエンジン「BlueHDi」ホンダのSPORT HYBRID i-MMD用モーター、BMWのリモート・パーキングが入った。

 輸入車の最優秀賞は「ボルボXC90」。木村隆之社長自ら表彰式に足を運んでくれた。ボルボXC90に続いたのはアウディA4、プジョー 308 BlueHDi、MINIコンバーチブル、メルセデス・ベンツ Eクラス、ジャガー F-PACEだ。今年のカーオブザイヤー・インポートは対象モデルが多く、例年以上に激戦だった。

RJCカーオブザイヤー受賞メーカーの代表者。最優秀賞は日産セレナ。左から3人目が星野朝子日産専務。

RJCカーオブザイヤー・インポート受賞メーカー/インポーターの代表者。中央がボルボの木村隆之社長。

テクノロジー・オブザイヤーも日産が獲得した。中央が磯部博樹氏。日産のDCVE(デュプティ・チーフ・ビークル・エンジニア)である。

各賞の1位から6位のメーカー/インポーターの代表者が一堂に会する。

 

 

2017年次RJC カーオブ ザ イヤー速報 

◇カー オブ ザ イヤーは日産のセレナ

◇カー オブ ザ イヤー インポートにボルボXC90

◇テクノロジー オブ ザ イヤーに日産のプロパイロット

11月15日、栃木県のツインリンクもてぎで行われた2017年次RJC カー オブ ザ イヤーの最終選考会で上記の2モデル、1技術が最優秀賞に選ばれました。各最優秀賞の授賞理由及び6 BESTモデルの得票数は以下のとおりです。

RJCカーオブザイヤー(国産車)

●受賞車:日産自動車 セレナ

足先の動きでサイドドアが開閉できる「ハンズフリースライドドア」、バックドアの上部だけの開閉もできる「デュアルバックドア」、2列目のシートを横スライドさせて3列目シートへの乗降性を大きく向上させたアイデアなど、ミニバンとしての利便性を徹底的に追求すると同時に、レベル2の自動運転サポート技術を比較的価格の安いモデルで実現したことを高く評価した。

【補足】日産自動車の授賞は、2013年次の「ノート」以来、4年ぶり6回目。

 

順位 得点 RJCカーオブザイヤー
1 319 日産自動車 セレナ
2 222 スバル インプレッサ
3 200 本田技研工業 フリード/フリード+
4 176 トヨタ自動車 プリウス
5 165 マツダ アクセラ スポーツ 15XD
6 115 ダイハツ ムーヴ キャンバス

 

 

 

RJCカーオブザイヤー・インポート

受賞車:ボルボ・カー・ジャパン ボルボ XC90

巨額の開発費を投じて順次全面改良される新世代ボルボの第1弾。2ℓ4気筒をシリーズ全車で共用しつつ、過給機の数やプラグインハイブリッドシステムの有無を適宜組み合わせ、広域なレンジの展開に成功した。伝統の安全設計は一段と強化され、一部自動運転の要素を含むに至った。車格に相応しい高級感や居住性、静粛性の向上も著しく、高く評価した。

【補足】ボルボの授賞は、2014年次の「V40」以来、3年ぶり4回目。

 

順位 得点 RJCカーオブザイヤー・インポート
1 293 ボルボ・カー・ジャパン XC90
2 254 アウディ ジャパン A4
3 177 プジョー・シトロエン・ジャポン 308 BlueHDi
4 172 ビー・エム・ダブリュー MINI コンバーチブル
5 170 メルセデス・ベンツ日本 Eクラス
6 131 ジャガー・ランドローバー・ジャパン F-PACE

 

 

 

RJCテクノロジーオブザイヤー

受賞技術:日産自動車 プロパイロット

同一車線自動運転技術として、高速道路でアクセル、ブレーキ、ステアリングを自動制御、単調な渋滞走行と長時間の巡航走行において、ドラバーの負担を大幅に軽減した。1.5〜2.0ℓクラス8人乗りミニバンとしては世界初であり、将来の本格自動運転への過程の技術として意義深く、しかも低価格でこれを実現したことを高く評価した。

【補足】 日産自動車の授賞は、2015年次の「ダイレクト アダプティブ ステアリング」以来、2年ぶり4回目。

 

順位 得点 RJCテクノロジーオブザイヤー
1 282 プロパイロット【日産 セレナ】
2 220 インテリジェントドライブ【メルセデス・ベンツ Eクラス】
3 184 Bサイクル高効率エンジン【アウディ A4】
4 184 クリーンディーゼル「BlueHDi」【プジョー 308/508、シトロエンC4、DS4】
5 172 SPORT HYBRID i-MMD用モーター【ホンダ オデッセイ】
6 155 リモート・パーキング【BMW 7シリーズ】