『207』と横っ腹に文字がくっきりと浮かび上がったリンゴが配られた。 2007年11月13日、ツインリンクもてぎでのこと。「寿リンゴ」は御祝儀の場で見たこともあるが、『207リンゴ』は初めて。
リンゴを育てる過程で、果実の表面にシールなどを貼り、文字や絵柄などを描く。リンゴの実が大きくなり、あとは陽を浴びて赤く染まるだけ…という品種を選ぶらしい。
春先に青森のリンゴ農家に個数などを注文し、秋の収穫を待つことになる。
タイミングをはかって『207』の文字を貼る。木になっている実に貼るのだから、手間がかかる。タイミングを誤るとリンゴの実が成長して字画の鮮明さが失われることにもなる。
万が一、秋の台風の直撃にでも遭うと、この種のリンゴは全滅の恐れもある。
それを乗り越えて、秋に『207』リンゴが穫れた。年頭から「今年は“実りの秋”を味わうのが目標」と定め、計画を推進した人の熱意が通じたのであろう。
ご承知の通り『207』は、車も大きな“実りの秋”を獲た。車もリンゴも『207』は07年を通して、プジョー・ジャポンの担当者をやきもきさせたに違いない。
最終更新日:2010/04/16