マツダ CX-7

新世代SUVを具現化したCX-7



※画像クリックで拡大表示します。

 近年、SUV車のスポーツクロスオーバー化の開発は、各メーカーの潮流になってきた。中でもこのCX-7はオンロード&オフロード、高速性能とクロスカントリーなどの“二律背反”の関係にある性能を見事に融合させた。国産SUVとしては全長4.680mm。全幅1.870mm。車両重量1.74t(4WD)は大型の部類に入るが、2.3Lエンジンに直噴ターボ付き、2500rpmで最大35.7kg-mに達する低速トルク型エンジンは加速レスポンスが素晴らしい。トランスミッションは6速・電子制御のA/T(Mシフト付)と電子制御カップリング式4WDの組み合わせ。トラクションコントロールはFFから4輪直結状態まで状況に応じて最適な駆動形態を電子制御に委ねるので、万人向きの安全設計だ。それだけに熟練ドライバーには、手動チョイス機能が欲しくなるところだろう。標準タイヤは235/60R18・103Hの大径タイヤ。低〜高速まで全域の走りを意識した仕様になっている。4WD仕様はモード燃費が8.9km/h(プレミアムガソリン)と低燃費が気になるところだ。

 エクステリアは背高なスポーツカーを思わせる斬新さを感じさせる。Aピラーの傾斜角を一般スポーツカー以上に寝かせ、スポーティーさを演出。SUV車の定番であった無粋な”キノコ状の突起物”「サイドアンダーミラー」を廃止した。ドアミラー裏側にカメラアイを装着。HDDナビシステムに連結し映像を写し出すことで、スッキリした外観と風切り音、安全性にも好影響を与えている。走り味はスポーティーカー並みの小振りなステアリングホイールのステアレスポンスも良く、高速でもしっかりと踏ん張るSus.はスポーティーなコーナリング特性を備えている。6速の「スポーツ・SUV車」としてはパドルシフト設定の要望が出るだろう。SUV車も大きく変わったものだ。「クロカン」に有り勝ちな不安定な”ふわふわ感”は全く無かった。

(リポート:殿井 宣行)

<殿井 宣行> 最終更新:2010/04/23