シトロエンDS3ソー・パリジェンヌ

1.2リッター3気筒と新6速AT──マッチングよし。

神谷 龍彦

シトロエン系は全体もディテールもデザインが派手。でも、いまやその実力にスキはない。

1.6リッターのスポーツ・シック以外はすべてこの1.2リッター3気筒。パワーも大幅に増えた。

新エンジンだけでなく新ATの出来もいい。リアサスの接地感が強く全体にしなやかな乗り心地。



※画像クリックで拡大表示します。

 JAIAの試乗会には1.6リッター直4(165ps)6速MTのスポーツ・シックも参加するはずだったが、都合でキャンセル。代わりにソー・パリジェンヌという日本限定モデルが参加した。このモデルも含め、スポーツ・シック(1.6リッター直列4気筒ターボ=165ps)以外はすべて新しい1.2リッター直列3気筒ターボ(110ps)と新6速(ETC6=エフィシェント・オートマチック・トランスミッション6)ATを搭載する。この新ミッションは構造的にはMTに近いがクラッチはない。2ペダルだ。だからAT限定免許で乗れる。ボディは3ドアハッチバックとカブリオレの2タイプ。
 DS3に限らないが、シトロエンは相変わらずデザインがユニークだ。ボディフォルムだけでなく細部にも凝っている。試乗車とは違うがカブリオレもオープンにする方法が他車とは少し異なる。左右のルーフレールを残してトップを開けられ、リアウインドーも収納できる。インテリアも一時ほどではないが、ライバルたちとは一線を画す。
 では、去年の10月に追加された1.2リッターエンジン、実際にはどうだろう? メーカーは「出力とトルク大幅にアップしました」と言う。たしかにそのとおりだ。低回転からトルクが立ち上がり、スムーズな加速が楽しめる。5000回転ぐらいまでならむしろ静かな部類に属する。振動もほとんどない。トルコンのスリップロスを減らし、変速時間を40%減らしたという新ミッションの繋がりもいい。 ハンドリングはややクイック、リアサスの接地感が高く、全体の印象はしなやかだ。281万円……う〜ん、デザインだけで選んでも裏切られることはないかも。

http://www.npo-rjc.jp/forum/detail.php?No=47
>フォーラムに戻る

写真:佐久間 健

<神谷 龍彦> 最終更新:2016/02/21