日産 ノート e-Power
NISSAN NOTE e-Power

東京、京都往復1000km以上。使用ガソリン約50ℓ

琵琶湖東岸を走るEパワーノート

インパネの中に燃費も表示される



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 昨年11月にビッグマイナーチェンジを受けたノートは、その目玉としてe-Powerモデルを追加した。発表時には「アクアの燃費37.0km/ℓを超え37.2km/ℓを達成!」とコンパクトカー第1位の燃費をアピール。その成果もあってか’17年上半期のコンパクトカー第1位の売り上げを達成している。このノート e-Powerを長距離ドライブする機会があったので、燃費を中心に報告しよう。
 ルートは、町田市からR16経由でR246に入り、そのまま御殿場を経て沼津でR1に合流。その後R1を愛知県豊川市まで走り、豊川ICから東名高速→湾岸長嶋経由で新名神と名神高速を使い京都まで。帰路は京都からR1で大津まで。その後、琵琶湖東岸を走るR25で彦根→米原→名古屋→知立市→塩見坂SAからR1号バイパスで沼津を経てR246で町田市というコースだ。全長約1000km超える。
 ノートeパワーにはエコモード走行とノーマルモードがあるので往路はエコモード、帰路はノーマルモードを使用。往路と帰路のコースが違うので比較するのは適切ではないが、参考データとしてもらいたい。エコモードとノーマルモードの走行フィーリングの違いは、減速時の回生発電の強さの違いのためか、減速感が非常に強く、交差点の赤信号を1〜200m先に見つけて、アクセルをオフにすると、まるで5速→4、3、2、1とシフトダウンする感じで、信号のはるか手前でブレーキを踏まなくても停止するほど。
 町田から沼津までのR246は、ほぼ60km/hで走行したので、この区間、100kmの燃費は25.5km/ℓ。その後、沼津から豊川ICまでのR1バイパスはほぼ80km/hの走行で24.2km/ℓ。名神高速に合流してから80km/hで走行し、草津SAから京都東IC区間で計測したら27.1km/ℓと非常に良いデータとなった。が、100km/hの走行は美合SAから高速湾岸長嶋IC区間で計ったら20.7km/ℓ。その後、湾岸長嶋から120km/hで走ったら参考データだが16.5km/ℓとガクンと落ち込んでいる。
これらの結果、ノートeパワーの燃費としては高速道なら80km/hが一番よく、一般道走行では60km/hが最適のようだ。
 帰路のノーマルモードでのデータでは、京都→大津→彦根→の80km区間の60km/h走行時の燃費は18.9km/ℓ。彦根→米原→知立市の215.5km区間の60km/h燃費は19.0km/ℓとなり、ノーマルモードでの60km/h前後の走行の燃費は19km/ℓ位と思われる。
 また、R1バイパスの掛川SAから道の駅掛川SAまでの区間で80km/h時の燃費を計測したら22.6km/ℓとエコモードに比べ約4.5km/ℓのダウンだ。100km/h時の燃費は20.5km/ℓをマーク。エコモードとほぼ同じ結果となったが、エコモードのコースは名古屋湾を横断するため起伏の多いコースだったため、データ的に悪化したものと思われる。
 今回のドライブでは往路の町田→京都の511.8km区間の平均燃費が21.27km/ℓで使用ガソリンが24.06ℓ。帰路の京都、町田の538.3km区間の平均燃費が17.82km/ℓで、使用ガソリンが30.2ℓ。
 毎年、春と秋に京都の寺巡りに車で行っているが、こんなに少量のガソリンで往復出来たのは初めてである。
報告&写真:井口駿吾

最終更新:2017/09/10