アルピーヌ A110 ピュア/リネージュ
ALPINE A110 PURE/LINEAGE

わずか252psなのに速い! 理由は徹底した軽量化

 アルピーヌA110が日本で正式に発表されたのは6月のことだ。当初はプリミエール・エディションという限定車のみで日本販売台数は50台。価格は790万円。ポルシェのケイマンやボクスターと比べると割安感がある。
 プリミエール・エディションの総生産台数はアルピーヌ創業の1955年にちなんで1955台。当然のように日本割り当て分は完売したが、実際に納車が終わるのは年内だという。その発表会の時にアナウンスされたカタログモデルが登場した。ピュア(PURE)とリネージ(LINEAGE)だ。リネージとは血統とか系統というような意味らしい。税込み価格はピュアが790万円から、リネージが829万円から。
 内容はプリミエール・エディションと変わらない。最高出力252ps(185kW)の1.8ℓターボをミッドシップに積む。スリーサイズは4205×1800×1250mm。最近のスポーツカーとしてはコンパクトな方だ。0-100km/h加速は4.5秒でこなす(ボクスターは5.1秒)。速い。その理由はA110の軽さだ。アルミやカーボンを多用して約1110kgに収めた。ちなみにボクスターやケイマンは1300kg台後半だ。  ではピュアとリネージ、何が違うのか? スポーツ性能を極めたのがピュア、快適性も狙ったのがリネージという説明をしていたが、実際には装備面では大きな差はない。ボディのどこを見てもグレードを示すエンブレムはない。外部から2つのグレードを見分けられるのはホイールとブレーキの色ぐらいだ。ピュアのホイールはシルバーでブレンボブレーキのキャリパーはブルー、リネージはともにブラックになる。
 室内でもっとも大きく異なるのはSabelt製シートの色と形だ。ピュアはレザーとマイクロファイバーのブラック・バケットシート、リネージはブラウン・レザーのスポーツシートである。素材感などから判断するとリネージの方がロングドライブに向いているであろうことは想像に難くないが、実際には大差ないのではないだろうか。このほかリネージにはシートリフターやリクライニング、シートヒーターが装備される。
 予約期間は9月25日10月24日まで。アルピーヌ・ジャポン・オフィシャルウェブサイトの予約専用サイトで。仕様/カラーを選択して申込金(15万円)をカード決済すること。 納車は来年になりそうだ。
報告:神谷龍彦

アルピーヌA110というとこのカラーをイメージしがちだが、今回この色にするのには追加料金が必要。

リアにも曲線をうまく取り入れている。軽量ボディがこのモデルの美点で96%はアルミ製だという。

サイドのラインは剛性確保の意味もある。ブレーキキャリパーが黒いのはリネージ(写真)、ブルーはピュア。

通常はカバーがかかっていて見えないエンジン。リアスクリーンを開ければ直接触れることもできる。

リネージはブラウンのスポーツシートで快適性にも配慮。ピュアはブラックのバケットシートを選択。


最終更新日:2018/09/24