12月12日、2025年次RJCカーオブザイヤーの表彰式が、都内の会場で開催された。今授賞式にも、受賞したメーカーの広報部や開発部門から多くのご参加を頂いた。
すでにRJC公式サイトにてご報告の通り、RJCカーオブザイヤーはスズキ「スイフト」が、インポート・カーオブザイヤーはBMW「MINIクーパー」が受賞。「BYDシール LFPブレードバッテリーとCTBボディ構造」でテクノロジーオブザイヤーに輝いたBYDオートジャパンの3賞初受賞は初。そして、三菱自動車工業「トライトン」に特別賞が贈られた。
授賞式後の懇親会は終始和やかな雰囲気のなか、RJC会員とメーカー各社、そしてメーカー間の垣根を越えた情報交換や談笑が続き、RJC表彰式&懇親会に相応しい有意義な時間となった。
日本の自動車文化を支える「RJC 日本自動車研究者ジャーナリスト会議」からの情報発信および活動に、2025年もご期待ください!
「カーオブザイヤー」受賞者。左から、スズキ広報部係長 谷村康弘氏、広報部グループ長 水谷 光氏、チーフエンジニア 小堀昌雄氏。HONDA チーフエンジニア 木立淳一氏、宣伝/広報主任 森 祐三氏、チーフ 田口雅也氏。
「インポート・カーオブザイヤー」受賞者。左から、BYDオートジャパン広報部部長 池畑 浩氏、Hyundai Mobility Japanディレクター 七五三木 敏幸氏、ビー・エム・ダブリュー プロダクトマネージャー 福島絵理氏、ビー・エム・ダブリュー広報部ゼネラルマネージャー 前田雅彦氏、Stellantisジャパン広報部マネージャー 英 信司氏。
「テクノロジーオブザイヤー」受賞者。左から、Hyundai Mobility Japanディレクター 七五三木 敏幸氏、BYDオートジャパン広報部部長 池畑 浩氏、スズキチーフエンジニア 小堀昌雄氏、HONDAチーフエンジニア 木立淳一氏。
三菱自動車工業トライトンに「特別賞」が贈られた。左から、広報部部長 木内 隆氏、主任 田中直哉氏、マネージャー 丸山 剛氏、小山実穂氏。
表彰式の後に行なわれた「懇親会」は、自動車メーカーとRJC会員との懇親・情報交換の場となった。乾杯のご発声は、スズキ広報部部長 平野英博氏(写真:左上段)。そして、RJC日本自動車研究者 ジャーナリスト会議 会長の飯塚(写真:右下段)からは、「師走のご多忙のなか、RJCカーオブザイヤーの表彰式に受賞されたメーカー様にお集まり頂きましたこと、当会を代表して心より御礼を申し上げます。日本のモータリゼーションの発展の一助となるよう活動して参りますので、今後とも、お力添えのほど何卒よろしくお願い申し上げます」。
第34回(2025年次)RJCカーオブザイヤー各賞決定
NPO法人日本自動車研究者ジャーナリスト会議(RJC)は11月12日、栃木県「モビリティリゾートもてぎ」で2025年次RJCカーオブザイヤーの最終選考会を行い、国産車部門は「スズキ スイフト 」、輸入車部門は「ミニ クーパー」、テクノロジー部門はBYD シールの「LFPブレードバッテリーとCTBボディ構造」の3部門ほか、特別賞として三菱自動車の商用車「トライトン」を選出した。
●スズキ スイフト スズキ
歴代スイフトから引き継いできたスタイリッシュなデザイン性やスポーティな走行性能をブラッシュアップ。新開発のパワートレインにクラストップレベルの空力性能、軽量高剛性ボディなどでクルマ本来の基本性能を高めたうえで、最新の運転支援システムを採用したことを評価した。
順位 | 得点 | 車 名 | メーカー名 |
1 | 140 | スズキ スイフト | スズキ |
2 | 83 | ホンダ アコード | 本田技研工業 |
3 | 81 | スズキ フロンクス | スズキ |
4 | 76 | ホンダ WR-V | 本田技研工業 |
5 | 65 | スズキ スペーシア | スズキ |
6 | 59 | ホンダ フリード | 本田技研工業 |
●ミニ クーパー ビー・エム・ダブリュー
コンパクトでゴーカートフィーリングがある「MINI COOPER」らしさを継承。多彩なパワーユニットと2種のボディ、それぞれのモデルの乗り味は明確なキャラクターが与えられている。内外装のデザインからも開発者の遊び心がうかがえることを評価した。
順位 | 得点 | 車 名 | インポーター/ブランド名 |
1 | 119 | ミニ クーパー | ビー・エム・ダブリュー |
2 | 95 | BYD シール | BYD Auto Japan |
3 | 87 | ヒョンデ アイオニック5N | Hyundai Mobility Japan |
4 | 79 | フィアット 600e | Stellantisジャパン |
5 | 77 | BMW X2 | ビー・エム・ダブリュー |
●LFPブレードバッテリーとCTBボディ構造 BYD シール
LFPブレードバッテリーは、安価なリン酸鉄を正極材料とし、リチウムイオン電池につきものの発火の恐れを低減。これを板状に成型して密に並べ、さらにCTB方式でそのセルを直接ボディに搭載することで、搭載時のエネルギー密度、スペース効率を向上。EVの性能向上に貢献したことを評価した。
順位 | 得点 | 技 術 名 | 搭 載 車 種 名 |
1 | 116 | LFPブレードバッテリーとCTBボディ構造 | BYD シール |
2 | 105 | Z12E型エンジン | スズキ スイフト |
3 | 77 | ホンダセンシング360 | ホンダ アコード |
4 | 72 | 次世代マルチ充電システム | ヒョンデ アイオニック5/アイオニック5N |
5 | 63 | N e-Shift & N Active Sound+ | ヒョンデ アイオニック5N |
●トライトン 三菱自動車工業
ピックアップトラックでありながら、SUV的な用途で、キャンプやさまざまなアウトドアスポーツを楽しむアクティブなユーザー層に好評。悪路走破性や走りの楽しさといった三菱自動車らしさ、パジェロで培った四輪制御技術や信頼性・耐久性を評価した。
第34回(2025年次)RJCカーオブザイヤー 6BEST決定
NPO法人日本自動車研究者ジャーナリスト会議(RJC)は、11月1日に「2025年次RJC カーオブザイヤー第一次選考会」を開催し、国産車/輸入車/テクノロジー各賞の6ベストを下記のとおり選出しました。
今年次のRJC カーオブザイヤーは、11月12日に「モビリティリゾートもてぎ」(栃木県)で最終選考会を行い、今回決定した6ベストの中からRJC選考委員の投票により、各賞の最優秀賞を決定します。
2025年次RJCカーオブザイヤー 6ベスト(国産車)
車 名 | メーカー名 |
WR-V | 本田技研工業 |
アコード | 本田技研工業 |
フリード | 本田技研工業 |
スペーシア | スズキ |
スイフト | スズキ |
フロンクス | スズキ |
2025年次RJCインポート・カーオブザイヤー 6ベスト(輸入車)
車 名 | インポーター/ブランド名 |
BMW X2 | ビー・エム・ダブリュー |
ミニ クーパー | ビー・エム・ダブリュー |
BYD シール | BYD Auto Japan |
ヒョンデ アイオニック5N | Hyundai Mobility Japan |
フィアット 600e | Stellantisジャパン |
ボルボ EX30 | ボルボ・カー・ジャパン |
2025年次RJCテクノロジー オブザイヤー 6ベスト(技術)
技 術 名 | 搭 載 車 種 名 |
ホンダセンシング360 | ホンダ アコード |
Z12E型エンジン | スズキ スイフト |
LFPブレードバッテリーとCTBボディ構造 | BYD シール |
次世代マルチ充電システム | ヒョンデ アイオニック5/アイオニック5N |
N e-Shift & N Active Sound+ | ヒョンデ アイオニック5N |
「ドア・オープニング・アラート」をはじめ市街地対応の安全技術 | ボルボ EX30 |
リサイクル素材とサステナブルな内装素材 | ボルボ EX30 |
※6位が同点のため7技術を選出
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